お家を建てる方で、現金を貯めてから、建てようと思う方も多いと思います。
今回は、実際に現金はいくら貯金しなくてはならないのかという説明です。
現金は1万円あれば建てれます。
意外に思われるかもしれませんが、建物を契約して建てるためには、現金はほとんどなくても大丈夫です。
昔は住宅ローンは全体の80％までしか借り入れができなかったので、20％の現金が必要でした。しかし、今は110％までお金を貸してくれる銀行もありますので、現金はゼロ円でも大丈夫ということになります。
私が記載した1万円という数字は、建物を契約する時に印紙税を払うので、その1万円です。
ただし、ハウスメーカーによっては100万円や300万円の現金を契約時に求めてくるところもあります。ハウスメーカーに振り込んだ契約時金は、残金から差し引かれるため、損をすることはありませんが、あくまでもハウスメーカーがお客様の契約の本気度をテストする意味合いが強いお金です。
ですので、契約時金は本当はいくらでもいいのです。貯金をしてから家を検討すると思われている方は金利上昇で貯金しても全く意味がなくなる可能性もあるので、そう思っている方は検討は早めに始めて、お金のことはあとで考えればいいと思います。
土地から購入する方は、土地の売買契約時に、手付金というお金を支払います。手付金は、買う人の都合で契約をキャンセルした場合、全額没収されるケースが多いです。また、売ってくれる人は預かった手付金の二倍を支払うことで、契約をキャンセルできます。つまり、手付金0円で契約すると、その後にあなたよりも10万円高く土地を買いたいという人が現れた場合、土地をとられてしまうかもしれません。
土地をとても気に入っていて、確実に手に入れたい場合、建物の契約ではなく、土地の契約の方にお金を使った方が賢いと思います。
今回は自己資金と呼ばれる、お家に使う現金のお話しでした。
では、また次回。
