相続は突如起きるものなので、土地や建物といった財産が、いきなり自分のものになるということがあります。
今回はその土地や建物を相続した場合のリスクを簡単にまとめます。
①固定資産税の支払いは続く
まずは相続を受けた人が、遠いところに住んでいて、相続した土地に戻るつもりはないとします。
住んではいないけど、毎年固定資産税はかかり続けます。
②空き家・空き土地は管理が必要
誰もすまなくなった家は、本当にすごい速さで痛んでいきます。土地も草が伸び続けます。それを誰かに管理してもらう必要があります。
想像してみてください。ボロボロになったお家に大きな台風が近づいた時に、家から物が飛んで人を怪我させてしまったらと思うだけでリスクがいっぱいです。
また草むしりにしても、業者さんに頼むと費用はかかります。もちろん管理してもらうにも費用がかかります。
③相続財産として分けにくい
相続をうけ、土地建物を取得する場合、そこに住むつもりがないとしたら、非常にやっかいな相続財産となります。相続した土地建物を売却すると現金になりますが、そこには所得税と住民税を合わせて20%を超える税金が発生します。そのことから思ったよりも手残りが少なくなってしまうという問題や、一般の方が土地や建物を反復して売却するのは法を犯すことになるので、基本的にはその土地や建物を売却すると、他の土地や建物を思った時期に売却できなくなるというリスクもあります。
まとめ
相続は起きてから考えるのではなく、起きる前にご家族でお話し合いをしましょう。
まるのいえは相続診断士という資格を所有しておりますが、生前にこれらの話し合いをしっかりすることが一番だと考えております。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。