住宅ローンを借りる時に、お金が借り入れできるのか不安になる方も少なくなりません。
今回は巷で、よく聞くブラックリストについての記事です。
結論からいうとブラックリストというのは存在しない。
実はブラックリストという名のリストは存在しません。
ブラックリストは存在しませんが、銀行はその人が、しっかり返済してくれるのかどうかを判断する必要があります。
そこで借り入れの申し込みをすると金融機関は、CIC、JICC、KSCという三つの機関で、あなたの過去のカード利用履歴や返済の情報を確認します。
それぞれの機関で、掲載される返済情報の期間はことなりますが、概ね5年、自己破産などだと最長10年間、過去の履歴が保管されます。
この3つの機関に掲載されている情報で「延滞」情報などが連続している方は、残念ながら融資不可という結果になってしまします（延滞や遅延の判断基準は金融機関が決めます）。
特に注意したいのは、携帯電話の支払いの遅延
意外に思われるかもしれませんが、最近、携帯電話の料金の支払いの遅延で、上記期間に遅延状況が登録され、ローンが通らない方が非常に増えております。
理由は簡単で、機種代金の分割購入で、毎月の携帯電話料金の支払いを行っている方が遅延すると、カードショッピングと同じ扱いになるため、上記の機関に登録される方が少なくありません。
お借り入れが全くないと、逆に怪しまれるケースも
また、意外ですが情報機関になんの履歴も残っていない方も、怪しまれるケースがあります。
情報機関はそれぞれ最長の情報保有期間を設定しておりますが、それを過ぎると情報は消えます。
仮に自己破産などしても、10年たてば真っ白な状態になるため、自己破産等をしたのではないかと疑われるケースもあります。
お借り入れ（カードや携帯の分割、キャッシング）があって、しっかり返済している方のほうが金融機関も安心して、お金を貸してくれるのです。
以上がブラックリストの正体でした。
ご自身の過去の金融情報を自分で閲覧することもできます。
ただし、記号の組み合わせなので、心配な方はご相談ください。
