さて、前回の続きとなりますが、現在話題になっているQセルズのQ.TROMですが、何がそこまで注目されているかといいますと簡単にいうと保証が25年と長期保証になったことに尽きると思います。
Q.TRONの25年保証は、太陽光パネルの実験で大切な3大実験を基準を大幅に超える実験実績があり、その結果25年の保証になったということです。
その3大実験とは
①温度サイクル試験(-45度〜85度を1サイクルとして)
基準 200サイクル
Q.TRON 600サイクル(基準の3倍!!)
②高温多湿試験 85度・85%の中での実験
基準 1000時間
Q.TRON 2000時間(基準の2倍!!)
③結露凍結試験
基準 10回
Q.TRON 10回(基準通り)
この実験結果とN型シリコンをメインにしたパネルということで25年の製品保証・25年の出力保証を採用しました。
ただし、ここで冷静になっていただきたいのですが、太陽光パネルって25年持てばいいものなのでしょうか?
以前からパネルが故障した後の廃棄費用が年々高額になっていて、将来突然、大きな現金を失ってしまうことがリスクがあるという、お話を続けております。
将来、自宅を売却する際も、故障した太陽光が搭載されているとしたら、大きなマイナスポイントになりますし、売却せずに子孫に残したとしても、その太陽光は子孫が処分するということになりますよね。25年の保証ということは、その問題を少しだけ先延ばしできるだけの商品であると私は考えます。誰かが処分しなくてはいけないのですから。
ではでは、私が太陽光メーカーで唯一、お勧めするマキシオンの製品とQ.TRONを比較してみましょう。
①温度サイクル試験(-45度〜85度を1サイクルとして)
Q.TRON 600サイクル 25年保証
マキシオン 2800サイクル(Q.TRONの4倍以上) 40年保証
②高温多湿試験 85度・85%の中での実験
Q.TRON 2000時間 25年保証
マキシオン 8000時間(Q.TRONの4倍) 40年保証
③結露凍結試験
Q.TRON 10回 25年保証
マキシオン 350回 40年保証(Q.TRONの35倍)
ということで、簡単にまとめましたが、この実験結果と保証期間ってなんだか違和感ありませんかね?
2年前に発売されたマキシオンの実験値に全然満たしていない実験値で新発売しているんです。
この実験結果でいうとマキシオンが100年保証であれば、意味はわかるんですが、保証期間自体は1.6倍長い40年。いかにマキシオンが40年間パネルに何も起きないぞ!という自信があっての保証かわかっていただけると思います。
逆にQセルズは何故にこの結果で、その保証が持てるという確信を持ったのかも謎です。(Qセルズのパネル制作の歴史はたった12年しかありません。マキシオンは39年間パネルを作り続けてきた歴史と実績があり、保証に対する真摯さも全く異なると思います)
また、上記の保証はマキシオンもQセルズも共に、倒産したらなくなってしまうメーカーであるということを忘れてはいけません。この点でも私はマキシオン一択であるという考えは変わらないですし、この保証期間以外にもマキシオンでしか保証されない内容がたくさんあります。
ご興味のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
中川