私が現役で住宅の営業をしていたころ、「あのメーカーの内装の雰囲気が好きだから検討したい」というご要望をいただいておりました。
展示場見学で、何を見れば良いのか分からない状態で、ご来場されて、雰囲気が好きというお気持ちはよくわかりますが、どこの会社でも内装はインテリアコーディネートで、その雰囲気を伝えれば実現が可能なのです。
最初の来場は、雰囲気が好き、広さが好き、キッチンが素敵など、感性のおもむくままにご覧になることは良いことだと思います。
ただし、ハウスメーカーの選択をするときには「その雰囲気やキッチンを実現するとしたら予算がどのくらいかかるのか」という目線に切り替えていくと失敗が少ないと思います。
ハウスメーカーの選択基準は人それぞれ、構造が気に入った、予算が気に入った、営業が気に入ったなど様々な理由がある思いますが、営業が説明していないということや、カタログに記載がないだけで、全く同じ構造になっているということも少なくありません。
もしこの文章をご覧になられている方の中で、すでにメーカーを数社に絞っている方に質問ですが、「長期優良住宅の認定は受けるのか」「住宅性能評価の耐震、耐風等級はどうなっているのか」「保証の延長の際にどのぐらいの費用が発生するのか」ご存知でしょうか?
もし、上記の問いの答えが分からない場合、まだ検討は不十分だということになります。
一生に一度のお買い物と言われる家の購入は、そこまで把握した上で納得して購入すべきだと私は考えております。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。